亡くなったあと、大切な人にメッセージを残す方法
亡くなったあとのためにメッセージを残すいちばん簡単な方法は、今書いて、信頼できる人にはっきりした指示と一緒に預けることです。アプリや予約メール、アカウントの機能といったほかの方法は、どれも「一人ひとりに、ふさわしいときに確実に届ける」ための工夫です。
まず、何を伝えたいかから
届け方を選ぶ前に、誰に書くのか、それぞれの人に何を伝えておきたいのかを決めましょう。最後のメッセージは、たいてい次のいくつかに行き着きます。
- 愛情と感謝。飾らずに伝えましょう。こうした言葉は、何年も読み返されます。
- 思い出。形容詞を並べるより、具体的な一場面のほうが多くを語ります。
- 背中を押す言葉。また幸せになっていい、前に進んでいい、最後の会話のことで自分を責めなくていい、と伝えましょう。
- やり残したこと。言いそびれた「ごめん」や「ありがとう」、伝えておきたかった助言など。
お別れの手紙に何を書くかのガイドでは、パートナー、子ども、親、友人に向けた構成と例を紹介しています。
確実に届けるための5つの方法
1. 封をした手紙を、信頼できる人に預ける
一人に一通ずつ手紙を書き、封をして宛名を書き、この先も長く頼れる人に預けます。遺言執行者、きょうだい、親しい友人などです。中身が何か、いつ渡してほしいかも伝えておきましょう。向いている人:誰でも。技術は要りません。注意点:手紙がなくなったり、早く開けられたり、忘れられたりすることがあります。また、悲しみの中にいる一人に、配る役目を背負わせることになります。
2. 遺言書と一緒に保管する手紙
英米では、個人的な手紙を遺言書と一緒に保管してくれる弁護士も多くいます(レター・オブ・ウィッシュと呼ばれることもあります)。読まれるのは遺産の手続きのときで、葬儀から何週間もあとになることもあります。法的な効力はないので、お金や財産に関することは遺言書そのものに書いておきましょう。
3. アカウントに用意されている機能
Googleの「アカウント無効化管理ツール」は、アカウントが指定した期間使われなかったときに、あなたが書いたメッセージを最大10人にメールで送り、アカウントのデータを共有できます。Appleの「故人アカウント管理連絡先」は、亡くなったあと、指定した人にAppleアカウントのデータへのアクセスを認めるもので、メッセージは送りません。どちらも無料なので、ほかの方法と併せて設定しておくとよいでしょう。
4. デッドマンスイッチ型のメールサービス
こうしたサービスは、定期的にあなたにメールを送り、反応がなくなるとメッセージを送ります。誰も動かなくても作動するのが利点ですが、そこがリスクでもあります。病気や旅行、スマートフォンの紛失でも、自動の確認には亡くなったのと同じに見えてしまいます。
5. 最後のメッセージのためのアプリ
Fond Farewellのようなアプリは、一人ひとりに別々のメッセージを預かり、決められたきっかけで届けます。Fond Farewellの場合、きっかけはあなたが選んだ信頼できる人からの知らせです。その後48時間はあなたがキャンセルでき、それが過ぎると、一人ひとりにあなたの手紙と動画への専用リンクがメールで届きます。それぞれの方法は比較ページで並べて確認できます。
どの方法を選ぶにしても
- メッセージがあることを誰かに伝えておく。誰も知らないメッセージは、見つからないままかもしれません。
- 一人に一通ずつ書く。「みんなへ」の一通は書きやすくても、一人ひとりの宝物にはなりにくいものです。
- 年に一度は見直す。人間関係も、住所も、電話番号も変わります。誕生日やお正月を見直しの日にするのもいいでしょう。
- やさしい言葉で。最後の言葉はとても重く受け止められます。わだかまりは、生きているうちに直接話すか、胸にしまっておきましょう。
- 残された人を傷つける秘密は書かない。書くなら、誰がいつ読むのか、そのとき支えてくれる人はいるのかを、よく考えてからにしましょう。
- 事務的な情報は分けておく。パスワード、銀行口座、葬儀の希望は、遺言書、パスワード管理ツールの緊急アクセス機能、葬儀の計画に残しましょう。愛情を伝える手紙に入れるものではありません。
短い例
このくらいの短さで十分です。うまく書く必要はありません。あなたの言葉であることが大切です。